発祥の誇りにかけて

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幼い頃、家庭の事情から食べることに苦労した創業者は、
「多くの人に愛され、歴史に残る日本一のものをつくりたい」と、乃が美を始めました。
「みんなに愛されるものってなんだろう」と考えたとき頭に浮かんだこと。
慰問先の老人ホームで聞いた「朝食に出るパンは耳が固くて食べられない」という声と、
卵アレルギーで食べるものに制約がある我が子が食べていたパサパサのパン。
そこから行き着いたのが「ふわふわの柔らかい食パン」だったのです。

マネはさせない。マネはできない。
焼かずに、生でちぎっていただくという、
新しいお召し上がり方を切り開きました。
飽きない絶妙な甘みに到るまでに、
二年ものあいだ試作を重ねた結果です。
もっちりと糸をひくような軟らかさが二日め以降もつづく、
秘伝の調合と匠の焼きかげん。
毎日食べたくなる。一年じゅう食べていたくなる。
高級「生」食パンといえば、乃が美が発祥です。

焼きたて当日の美味しさはもちろん。
あえて「二日め以降」を食べ比べてほしい。
冷凍保存をしても。常温でいただいても。
時がうなずく「絶品」こそが、乃が美です。

あせっても、急いでも、「生」食パンは、
そうやすやすとはできません。
出店に際し、心意気の共鳴と、
半年以上におよぶ厳しい修練を経た店だけが、
晴れて乃が美ののれんを掲げることができます。

マニュアルだけで、乃が美の味が
醸しだせるとおもったら大まちがいです。
酵母が生きている。窯が生きている。
土地や気候を読んだ「匠の技」だけが、
高級「生」食パンを名乗れます。

高級「生」食パン、
そのグレードは絶対にゆずらない。
各店のスタッフはレジ係にいたるまで、
試食で味に目を光らせています。
たゆみない切磋琢磨だけが、
乃が美を名乗ることができるのです。