焼肉、焼き魚、ご飯のお焦げ、焼き菓子やコーヒーなど、食品材料を加熱することによって独特の香ばしい風味が生み出される事は広く知られています。一方で、加熱によって、長期間とり続けると健康に悪影響が生じる可能性があると言われている成分もできることもあり、アクリルアミドという成分もその一つです。
アクリルアミドは、食品原料を120℃以上の高温で加熱することによって生成し、焼く、炒める、揚げる等、一般的な加熱調理食品（野菜炒め、フライドポテト等）にも幅広く含まれています。

食品から摂取するアクリルアミドの発がんリスクについて、内閣府の食品安全委員会は「ヒトにおける健康影響は明確でないが、動物実験の結果及び日本人の推定摂取量に基づき、公衆衛生上の観点から懸念がないとは言えないため、引き続き合理的に達成可能な範囲で、できる限りアクリルアミドの低減に努める必要がある」と結論づけています。

このような懸念を受け、当店では【黒山乃が美】の発売に先立ち、実際にアクリルアミドの含有量について分析評価を行いました。その結果、【黒山乃が美】からアクリルアミドは検出されず（検出限界：0.02ppm）、農林水産省が「食品中のアクリルアミドの含有実態調査」において公表している一般的な食パンのアクリルアミド含有量と比較しても同等の結果となりました。

乃が美では今後も引き続き、アクリルアミドの低減に努めるとともに、科学的かつ合理的に安全・安心な「生」食パンを提供して参ります。

参考 / 内閣府 食品安全委員会ＨＰ
https://www.fsc.go.jp/osirase/acrylamide1.html

参考 / 農林水産省ＨＰ　食品中のアクリルアミドの含有実態調査
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/nousui/ganyu.html